Small Moon のおはなし会ラボ

読み聞かせ大好き!絵本に関する情報を交換しませんか?

読み聞かせ絵本 『コッケモーモー!』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約3分半
あらすじ

ある朝、おんどりが「コッケーモーモー」と鳴きました。

それを聞いた牛は「モーモーは牛の鳴き声よ」と言います。

またおんどりは鳴こうとしますが...

 

有名な絵本なので、「次は○○よ」と先読みする子がいました。

でも、鳴き声はみんなで声を合わせて読んでくれました。

楽しい絵本なので、みんなよく聞いてくれました。

時間も短いし、内容も簡単なので、それほど練習しなくても楽しく盛り上がれる一冊です。

読み聞かせ初心者にもオススメです。

また機会があれば、読みたいと思います。

読み聞かせ絵本 『ステーき 12のおいしい木のはなし』

おすすめ度 ★★★☆☆
読み聞かせ時間 約6分
あらすじ

12ヶ月のいろいろなおいしい「き」を紹介しています。

 

まず、本を見せたところで「おいしそう!」の声が!

一ヶ月ごとに「き」に関連する食べ物が出てくるので、「次は何かな?」と問いかけながらページをめくるようにすると、とても盛り上がりました。

「これ、大好き!」など、自分が好きな食べ物が出てくると、さらに発言が活発になっていましたね。

「かき」や「うなぎ」などは当てる子もいましたが、「つりー」なども出てくるので、子供たちは「無理がある」などと言っていました。

12月は「なんでパンケーキじゃないの!」と言っている子も。

はらぺこめがねさんの絵はとてもリアルで美味しそうなので、いつも盛り上がります。でも、この絵本は子供たちが言うように、ちょっと無理矢理感があるかも。

 

 

読み聞かせ絵本 『はなさかじいさん』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約10分
あらすじ

むかしむかし、あるところに働き者のじいさまとばあさまが二人っきりで暮らしていました。

ある日、ばあさまが川に洗濯に行くと漆塗りの立派な箱が流れてきました。

箱の中には一匹の真っ白い子犬が入っていました。

二人は犬にシロと名前をつけて、可愛がって育てました。

大きくなったシロはじいさまに「おらの背中に乗っとくれ」と言います。

じいさまがシロに乗って山へ行くと、シロが「ここほれ、わんわん」と言うので、じいさまが掘ってみると、大判小判が出てきます。

家に持って帰るとばあさまもびっくり。

それを見ていた隣の怠け者のじいさまとばあさまが、シロを貸してくれと言ってきて...

 

誰もが知っている有名な昔話ですが、この絵本は東北地方に伝わるお話の再話だそうです。

働き者が良い目を見て、怠け者が酷い目にあうという、とてもわかりやすい構図になっています。

最近では悪いおじいさんも改心するというお話もあるようですが、子供たちには昔ながらのお話のほうがわかりやすいように思います。

絵もとても視認性が良く、良い人と悪い人の描き分けがわかりやすくてよかったと思いました。花盛りの絵もきれいです。

いつも昔話を読むと感じるのですが、子供たちの聞く集中力がすごいです。

読み終わったあと、犬が殺されたことが衝撃的だったのか、「動物虐待!」と言っていました。

この話はいろんなバージョンの絵本が出ていますが、これは今まで読んだなかで、一番読みやすいし、絵も良かったと思いました。また読んでみたいと思います。

 

読み聞かせ絵本 『きつねとうさぎ』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約6分
あらすじ

きつねは氷でできた宮殿に住んでいて、うさぎは木の皮でできた家に住んでいました。

きつねはうさぎの家を見て「きたない家だこと。私の家は氷の宮殿なのさ」と言いますが、春がきて、氷の宮殿は溶けてしまいました。

そこできつねはうさぎの家に入り込み、うさぎを追い出し、入れてくれません。

うさぎが野原で泣いていると...

 

ロシアの昔話です。

きつねが狡賢く、うさぎが弱々しいのは、いかにも型通りといった感じで、昔話らしい絵本です。そのあとに出てくる動物たちは、ちょっと昔話の型から外れているものもありますが...

繰り返しの手法と最後のどんでん返しは、時代劇のような安心感があります。昔話はこうでなくてはね!

なぜか子供たちのツボにハマったようで、読み進めるにつれて笑いが起こってきました。

大人からすると、笑うほどのお話ではないのですが、これが昔話の力というものでしょうか...?

絵も個性的で面白いので、そこにもハマったのかもしれません。

5年生に読みましたが、低学年でも大丈夫という自信はあります。たぶん中学生でも面白がってもらえるのではないでしょうか。

学年を問わずに読み聞かせられるのは、やはり昔話ならではですね。

読み聞かせ絵本 『せんそうがやってきた日』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約6分
あらすじ

戦争が始まった日には花が咲き、お父さんは弟に子守唄を歌い、お母さんは朝ごはんを作って学校へ送ってくれた。

ランチタイムが終わると戦争がやってきて...

 

戦争関連の本ですが、読みやすい絵本でした。

今回は5年生へ読みましたが、内容がわかりやすいので、低学年でも大丈夫かもしれません。

戦争が日常のなかに突然やってくる様子がよくわかります。

全体的にみんな真剣に聞いてくれました。

最初はふざけて笑っていた子も、途中からは静かになっていきました。

戦争から逃れて難民となった子供たちの実情を描いていて、いまの戦争について知ってもらうには、ピカイチの絵本ではないかと思います。

今回は読みませんでしたが、中学生以上にはあとがきと訳者あとがきを読むと、さらに理解が深まるように思います。

来年度は中学校の読み聞かせ依頼も来ているので、ぜひ読んでみたいと思います。

 

 

読み聞かせ絵本 『もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約5分半
あらすじ

ひでくんはおしっこがしたくて、デパートに駆け込みます。

あわてものの受付のお姉さんは「おしっこは扱ってない」と言うし、案内されたトイレは工事中。

エレベーターに乗って三階のトイレに向かいますが...

 

10数年前に自分の子供が欲しがったので購入した絵本です。

面白さはなかなかの絵本で、今回の読み聞かせでもかなりウケがよかったです。

リズムが良い文章なので読みやすいし、読み聞かせ初心者にもオススメです。

最後にひでくんは無事にトイレに行けるのか?子供たちは興味津々で見ていました。

ただ、いまやエレベーターガールを知らない子も多いし、トイレも昔ながらの絵なので、改修工事がされて洋式トイレになっている学校では「?」となる子も多いかもしれませんね。

私が読み聞かせに入っている学校は現在トイレの改修中で、和式トイレを知っている最後の世代になるかもしれません...

読み聞かせ絵本 『エイモスさんがかぜをひくと』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約5分
あらすじ

エイモスさんは朝ベッドから起き出し、シリアルと紅茶の朝食をとって、動物園へ向かいます。

動物たちはエイモスさんを待っています。

ゾウとはチェスをし、カメとはかけっこをします。

ところがある日、エイモスさんは風邪をひいてしまいました。

動物園で待っていた動物たちは...

 

司書の先生おすすめの風邪の時期にぴったりの絵本です。

「風邪のときにどう過ごすか、子供たちにわかりやすいですよ」とおっしゃっていただいたのですが、それよりも奇想天外なお話に子供たちが驚いていました。

風邪を引いたエイモスさんを心配して動物たちがとった行動に、思わず「ヤバい!」と言ってしまう子供が続出!!

お話も簡単だけど楽しいし、読みやすい。絵だけのページもあるので、読み手がちょっとお休みできるのもいいですね。

風邪引きさんが増えてくる前に読むといいかもしれません。