おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約3分半
あらすじ
ハロウィーンの日、すてきなものがいっぱい詰まった箱を見つけたくまちゃんたち。
なかからいろいろなものを出して、ハロウィーンの仮装をします。
ぷよぷよくまちゃんだけは、最後に残ったもので仮装をしようとしますが、よれよれのリボンしか残っていません。
かわいそうに思ったほかのくまたちがわけあって、すてきな仮装でハロウィーンパレードへ出発します。
正直に言って、練習読みのときは、お話も平板だし、子どもたちが喜んでくれるかどうか、心配でした。
でも、物をゆずりあったりするところでは、「いいくまちゃんたちだ!」と言って、絵本のやさしい気持ちが伝染したのではないかと思います。
いちばん受けたのは、ちゃいくまちゃんがスーパーマンになったところです。
絵はメルヘンタッチというか、優しい感じで、色づかいもパステル調です。食べ物で喩えるとタピオカミルクティーといったところでしょうか。子どもはともかく、大人は好みが分かれるかもしれません。
高学年の小学生にはちょっと子どもっぽいかもしれませんが、とってもきれいな絵本なので、幼稚園児までならハロウィーンの贈り物に素敵かも。
文章はリズムがあるので、読み聞かせはやりやすかったです。