Small Moon のおはなし会ラボ

読み聞かせ大好き!絵本に関する情報を交換しませんか?

読み聞かせ絵本 『おかしなゆき ふしぎなこおり』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約5分
あらすじ

冬には雪が降ったり、水が凍ったりします。

雪や氷はいろいろな姿を見せます。

 

冬の定番といっていいほど、読み聞かせを続けてきた方ならご存じの写真絵本ではないでしょうか。

数年前に読み聞かせの会合で、グループ討議をしていたときにおすすめ絵本として紹介されました。私も読んでいたので、グループ推薦の絵本として取り上げさせてもらいました。

今まで紹介していなかったので、今回改めて4年生に読んでみましたが、やっぱり反応が良かったです。

雪国ではないので、物珍しさもあるのかもしれませんが、雪国でもなかなか見られない風景もあるのではないでしょうか。どの写真もきれいで、ずっと見ていたくなります。

絵本の写真に「どうやってできたの?」など、思わず疑問の声を漏らす子供もいて、雪や氷の造形に興味を持った子が多くいました。

冬には何度でも繰り返し読みたくなる一冊です。

読み聞かせ絵本 『ホッキョクグマのプック』

おすすめ度 ★★☆☆☆
読み聞かせ時間 約10分
あらすじ

カナダで生まれたホッキョクグマの赤ちゃん。

お母さんは赤ちゃんにプックという名前を付けました。

少し大きくなったプックは巣穴から出て、いろいろな動物たちに出逢います...

 

絵と赤ちゃんクマがとってもかわいい絵本です。

クマの赤ちゃんの冒険物語といった感じで、既視感はありますが、まあまあ楽しめますし、ストーリーが頭に入りやすいので、読みやすいです。

が、「おっぱい」のワードに子供たち(3年生)が反応しすぎて、全体的にザワザワしてしまいました。

「プック」という名前も、どういうわけか、笑いを誘いすぎて、落ち着いて聞く雰囲気ではなくなってしまいました。

クラスの状況にもよるのかもしれませんが、ちょっと残念な結果に終わってしまいました。

ということで、★は2つです。

長いですが、1年生のほうが向いているのかもしれません。

読み聞かせ絵本 『チキンライスがいく。』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約2分半
あらすじ

チキンライスが歩いていきます。

いろいろなものに出会います。

 

「チキンライスが歩く」という奇想天外で、ユーモラスな絵本です。

安定の「はらぺこめがね」さん作なのです。

今回も、読んでいる人も、聞いている人もお腹が空いてくるのです。

まだ1時間目前なのに、どうしましょう!?

ラストにチキンライスが変身したものに、みんな「おいしそう!」と言っていました。

大爆笑!とまではいきませんが、子供たちの反応はとてもよかったです。

ということで、★は4つにしました。

時間も短いし、読みやすいので、読み聞かせ初心者の方にもオススメです

 

 

読み聞かせ絵本 『ねこのラーメンやさん』

おすすめ度 ★★★☆☆
読み聞かせ時間 約4分半
あらすじ

ねこのマオさんは、ラーメン屋さんです。

にぼしと鰹節で、こだわりの出汁をとり、ラーメンを作ります。

たくさんの猫たちがマオさんのラーメン屋さんでおすすめのカツオラーメンを注文します。

 

冬のおすすめ絵本のカテゴリーに入れましたが、ラーメンの美味しくなる時期に読むといいと思います。秋のちょっと寒くなったときとか...

ネコの絵はちょっとブサカワ風味ですが、それがまた良い味を醸し出しています。

カツオブシを削る場面では「血が出てる!」という子がいましたが、ネコの血ではなく、カツオブシの中身なんですよね。

ネコたちが出来立てのラーメンを食べられないシーンには「わかった!」という子が何人かいました。

楽しく読めましたが、ややウケということで、★は3つです。

最後のオチには「そんなはずない」という子もいましたが、現実になったら楽しそうです。

読み聞かせ絵本 『のせのせ せーの』

おすすめ度 ★★☆☆☆
読み聞かせ時間 約2分
あらすじ

「のせのせ せーの」でページをめくると....

 

1回見ただけでは、よくわからない絵本です。

子供たちには「よく見ないとわからないからね」とは言ったのですが、やはり「ポカーン」といった感じでした。

あんまり詳しく書くとネタバレになってしまうのでやめておきますが、絵に仕掛けがあるんです。

絵自体はとてもきれいなのですが、「なにがどーなった?」のか、ちょっとわかりにくいですね。

1回の読み聞かせでは、この絵本の面白さは伝わらないかも...

ということで★は2つにしました。

時間は短いので、隙間時間に読むにはいいですが、2回目はないかな...?

読み聞かせ絵本 『あかり』

おすすめ度 ★★☆☆☆
読み聞かせ時間 約10分
あらすじ

生まれてはじめてろうそくが照らしたのは、生まれたばかりの赤ちゃんとその家族。

ろうそくは赤ちゃんの成長とともに、あかりを照らしていきます。

 

絵も物語も、とても静かで暖かい印象の絵本です。

季節を選ばないとは思いますが、寒い時期が似合います。

10分とちょっと長めだし、お話もしんみりしたものなので、いつか高学年に読みたいと思っていて、やっと5年生の読み聞かせに入れたので、この本を選びました。

子供にはこのしっとりとした感じは難しいかな、と思っていたのですが、後半になるにつれて、真剣な眼差しで聞いてくれました。(逆に言うと、前半はゴソゴソする子もいたわけですが...)

意外に手応えはありましたが、お話の起伏はそれほどではなく、途中で口が回らないような言い回しが2、3ヶ所あって、けっこう読み聞かせには苦労しました。

というわけで、★は2つです。

子供よりも大人の方にオススメしたい一冊です。

読み聞かせ絵本 『クリスマスってなあに』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約6分
あらすじ

ベツレヘムの町の小さな馬小屋で、一人の赤ん坊が生まれます。

羊飼いや学者が星に導かれてイエスの生まれた馬小屋へやってきました。

 

クリスマスって本当はどんな日なのかがわかる絵本です。

ブルーナの絵がとてもかわいくて、すてきな一冊です。

その絵に引っ張られてかわいく読んでしまいそうですが、普通に読んだ方がいいと朗読教室の先生からのアドバイスがありました。

天使は天から声が聞こえてくるように荘厳な感じで、学者は学者らしく...だそうです。

キリストの誕生日を12月24日にしていますが、説明が載っています。でも、説明しなくても、子供たちはそれほど不思議には思いませんでした。

季節ものの絵本ということで★は4つにしましたが、特に難しい場面もないので、クリスマスシーズンにはまた読みたいですね。

ベツレヘムのあるガザ地区に、早く平和が訪れるように祈りたいと思います。(クリスチャンではありませんが)