これまでに何度か参加したおはなし会の勉強会で学んだことや、自分の経験などから、おはなし会で準備すべきことなどを記しておきます。
目次
準備1 プログラム作り
プログラムと言っても、要するに持ち時間にどういう内容を詰め込むかということです。
歌の得意な人は最初に童謡を歌ったり、手遊びなどをするのもいいですね。
そして、やはり読み聞かせが中心になると思うので、どんな絵本を選ぶのかが一番のポイントになると思います。
私の場合、朝の15分が持ち時間になっているので、低学年なら10分以内の本を1冊と3分程度の本を2~3冊ほど用意しておきます。
高学年なら15分くらいの本でも集中して聞くことができるので、そういう絵本を選ぶこともあります。
学年によっても違いますが、まずはメインとなるボリュームのある本を1冊選び、あとは短い本を2~3冊ほど用意しておくと、時間の調整ができていいと思います。
準備2 選書のポイント
基本的には自分の好きな本を読んでください。自分の子どもに読み聞かせた本なんかもいいですね。
何度か続けていくと、だんだんとネタ不足になってくると思うので、季節の本や学校行事に関連した本を選ぶことをおすすめします。
当ブログではシーズンごとに絵本を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
時間埋めのための短い本は、科学絵本の一部を読んだり、なぞなぞの本、しかけ絵本など、全部を読まなくてもいい絵本を用意しておくと時間の融通がききます。
時間についても当ブログに紹介しています。参考にしてみてください。
準備3 本の準備
自宅にある本は別として、読み聞かせをする本を図書館や書店などで準備します。
図書館で予約する場合にはちょっと多めに貸し出し予約をしておくといいです。
ほかの人が借りている場合には、予約している本のすべてが借りられない場合があります。特に季節絵本は同時期に選ぶ人が多いので、1冊に限定しないで、2~3冊の候補を考えておくといいですね。
借りた本は汚したり破ったりしないように、丁寧に扱います。万一破損した場合には、勝手に修理したりせず、返却のときに司書の方に申し出ます。
また、借り出し時に汚れや破損を確認しておくと、後日のトラブルを防ぐことができます。
書店で購入した場合は、本のカバーをはずし、読みやすいように1ページずつ開きながら、開きぐせを付けます。
ページをめくる部分も軽くくせをつけてめくれやすくしておきます。
準備4 読み聞かせの練習
内容を知らない新しい絵本は、ストーリー展開を確認するために、1回は黙読します。
これをやっておかないと、実際の読み聞かせのときにページを飛ばしてしまって、意味がつながらない!なんてことにもなりかねません。(初期の私です)
内容を確認したら、実際に声に出して読んでみます。読みやすいように普通に本を持って読んで構いません。これで全体のリズムや読みにくいところなどの課題がわかってきます。
最後に実際に読み聞かせる持ち方で本を持ち、前に読んだ課題に気を付けながら読んでいきます。本の持ち方は、綴じ(中心)の部分を持ちます。ページをめくるときはくせを付けたところをていねいに開いていきます。
最低限はこれだけ練習をしておくと、実際に子どもの前で読むときに安定して読むことができます。早めに本の準備をすれば、1日1回のペースで練習しても3日で終わることができます。
読み聞かせを始めた当時はぶっつけ本番でやったこともありましたが、かなりつっかえてしまって、子どもたちに絵本の楽しさを伝えきれないことがありました。すらすらと読む必要はないですが、あまりにも間違えると子どもたちも本の内容が頭に入ってこないでしょう。
このほかにも「こんなことをやったらいいよ!」ということがあれば、ぜひ教えてくださいね!
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