これまでに何度か参加したおはなし会の勉強会で学んだことや、自分の経験などから、教室での対処方法のヒントを記しておきます。
目次
教室に入る前に
本の最終確認をしておきます。
「時間調整のためにもってきていたはず!」という本が入ってなくて、慌てたことがありました。どの本を持っているか、最終確認をしておきましょう。
そして教室に入る前に必ず携帯電話は電源を切るか、マナーモードにしておきます。
子どもたちが本の世界に入っているときに携帯が鳴ると集中が切れてしまいます。
あとは教室外の展示物などをチェックして学校生活を知っておくと、選書のヒントが見つかるかもしれません。
教室に入ってから
担任の先生がいらっしゃる場合には、教室に入るように促されるまで教室外で待ちます。
入ってからは子どもたちに挨拶をして、簡単に季節の話題をしたり、最初に読む本の表紙を見せたりします。
教室がざわついているときには、歌の上手な方は簡単な手遊び歌などをすると、静かになるようです。
元学校の先生に聞いたことですが、全体的にざわついているときには、静かにしている子どもをほめると他の子どももそれにならうそうです。
一人だけ騒いでいる場合には、名前を呼んで、「この本、どうなると思う?」など、直接語りかけるのも効果的でした。最近は名札がない学校も多いですが、一人だけ騒いでいるときには、ほかの子どもたちが「○○さん、静かにして」と言ったりするので、それで名前がわかったりします。
本について質問してきたとき
子どもたちはわからない言葉があったり、何か意見があったりすると、思わず発言してしまいます。
読み聞かせの最中の質問にはなるべく短く答え、意見については「そうだね」くらいに返しています。
あまりにも子どもたちとのやりとりをしていると、本の内容に集中できなくなるので、短い時間で切り上げます。
子どもはじっと聞くのは辛い
質問や意見を言ったりすることでわかりますが、子どもはじっとしているのは本来的に苦手です。
合間になぞなぞ的な本や手遊び歌など、子どもたちが声を発せる状態を作っておくほうが良いようです。
低学年ほど、そんな時間を作ってあげると集中できるようです。
チャイムが鳴ったとき
小学校の朝学の時間に読み聞かせていますが、間にチャイムが鳴ります。
静かな語りの本だと「チャイムが終わるまでちょっと待とうね」と声をかけてから読み聞かせを中断しますが、勢いのある本やユーモア絵本だと声も大きくなっているので、チャイムに負けないくらいに大きい声で読み聞かせを続けます。
チャイムが鳴ったときの対処方法は本の内容によります。
いろいろと思いつくままに書いてみましたが、ほかにも「こんなことがあるよ」ということがあれば、コメントください。
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