Small Moon のおはなし会ラボ

読み聞かせ大好き!絵本に関する情報を交換しませんか?

「正しい読み聞かせ」って?

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いよいよ図書ボランティア活動を正式に立ち上げるにあたって、よりよい活動をするにはどうすればいいかな〜と思って、いろんな情報を見ています。
そうすると、けっこうあるんですね。読み聞かせに関するトラブルが……。

ある図書館での読み聞かせボランティアでは、20分のプログラムに紙芝居を2つ入れたところ、ベテランさんから「ありえない!」と大騒ぎされたとか、ちょっと大げさに読むだけで「あなたのショーを見に来ているんじゃないのよ」と嫌みを言われたり……。

特異な例かもしれませんが、一部のベテラン(と呼ばれる方たち)が自分たちと違うやり方をしようとする人たちを攻撃し、排除しようとすることがあるんですね。そんなグループだったら、私ならすぐにやめます。

で、本題の「正しい読み聞かせ」なんですが、大上段に振りかぶって「これが正しい読み聞かせです!」なんてことはしたくないですね。一つの正しいことを決めてしまうと、他は正しくない、ダメだってことになりそうです。
それって、ちょっとこわくないですか?

 

私の読み聞かせのモットーは「みんな違って、みんないい」
読み手のいろいろな個性に触れることも、読み聞かせの醍醐味ではないかと思うのです。
「正しい読み聞かせ」でみんな同じ読み方になっちゃったら、つまんないじゃないですか。

 

でも、「良い」読み聞かせっていうのはあると思うんです。
「良い」読み聞かせとは、「子どもたちが楽しむ」こと。この1点だけでいいような気がします。ワッと受けるときもあれば、絵本の世界に引き込まれて静まり返る──どちらも子どもたちは楽しんでいるはずです。
子どもたちに楽しんでもらおうと思ったら、絵はしっかり見せるように気をつけるし、初見でつっかえながら読むよりは、下読みしてからスムーズに読もうと思います。
子どもたちが絵本の世界に入り込むには、選んだ本と読み手次第です。
最初からうまく読める人なんか、いないんです。私も最初のころはつっかえながら初見で読んだこともありますしね。トライアンドエラーの繰り返しで、「気づき」を多く得れば得るほど、だんだん「良い」読み聞かせができるようになるんじゃないでしょうか。

 

読み聞かせの一番の先生は「子どもたち」だと私は思っています。
子どもたちと絵本を通して楽しい時間を過ごすことができれば、それが「良い」読み聞かせなのではないかなあ。