おすすめ度 ★★★☆☆
読み聞かせ時間 約5分
あらすじ
北海道の三月はまだ雪景色です。
キタキツネの赤ちゃんはメスに守られています。
オスは食べ物を探しに出かけていきましたが、森の中でさまざまな動物に出会います...
久しぶりに心を揺さぶられるような絵本に出会いました。「絵本っていいなあ」と感じるのはこんなときです。
なんといっても手島圭三郎さんの版画が素晴らしいのです。北海道の地にしっかりと根を下ろしている作家の方の暮らしぶりが目に浮かぶようです。
これは大人の方にもぜひ読んでもらいたい極上のドキュメンタリーのような絵本です。
読むときにはNHKの「さわやか自然百景」のナレーションを読むような感じがいいと思います。(難しいですが...)
春の絵本のカテゴリーに入れていますが、「三月」と明記されているので、二月の終わり頃から三月まで(あまり暖かくならないほうがこの本に合っています)に読んでもらいたいです。
こんなに素晴らしい絵本なのですが、お話が淡々としているせいでしょうか。2年生への読み聞かせではあまり集中してもらえませんでした。
この日は外で音楽が流れたりしたせいもあるかとは思いますが、ちょっと残念でした。
というわけで、私個人としては★5つにしたいのですが、この評価はあくまでも子どもの集中力を基準にしているので、3つにします。
次は3年生の読み聞かせに使ってみたいと思います。
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