おすすめ度 ★★☆☆☆
読み聞かせ時間 約15分
あらすじ
北海道の大学病院に入院している私は、縦約2メートル、幅約1メートルのカプセルみたいな空間で過ごしている。
命に関わる病気ではないけれど、孤独感もある。
ある日、ふとしたことでセンターテーブルの下を見た。そこで見たものは...。
ひさびさの6年生の読み聞かせということで、この本を選んでみました。
この本の文は前田海音さんが小学3年生のときに応募した「子どもノンフィクション文学賞」で大賞を受賞した作品です。
こんな文章を小学校3年生で書けるなんて、すごいと思います。
今回、6年生に読み聞かせましたが、難しい病気の言葉なども出てくるので、最初は集中していなかったように思いました。
けれど、「学校ではなにをしているのだろう」などという、自分の身近なワードが出てきたところから、全員が一生懸命聞いていることが感じられました。
しかし、正直なところ、一度の読み聞かせでは、内容を理解したとは思えません。
この本は、「こういうお話がありますよ」と紹介して、興味を持った子が再度手に取ることで、初めて意味を持つような気がします。
朝の短時間の読み聞かせには、あまり向かなかったような気がします。時間が長いこともあって、読み聞かせ初心者にはお勧めできません。
ということで★は2つにしました。
けれども、学校の図書室やご家庭でじっくりと向き合ってほしい本の一冊だなと思いました。
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