おすすめ度 ★★☆☆☆
読み聞かせ時間 約1分半
あらすじ
キーウの月はローマと同じなのかな...?
6年生の読み聞かせに使いました。
タイトルからすると、深刻な絵本なのかなと思ってしまいましたが、実際はそんなことはなく、ほのぼの系の絵本でした。
けれど、「月の光がパスポートなしで旅をする」という最後の一文はいろいろなことを感じさせますね。
1980年に亡くなったイタリアの作家、ジャンニ・ロダーリの詩にベアトリーチェ・アレマーニャが絵をつけて、ウクライナ支援のために緊急出版された絵本のようです。
ロダーリがもし生きていたら、いまのウクライナの現状にどんな言葉をかけたでしょうね?
平和な日本でも、戦場のウクライナでも、同じ月の光が差していることを考えると、なにか胸を打たれるような気がします。
ウクライナの現状をわざわざ伝えなくても、この絵本から何か感じ取って欲しいなと思いました。
絵本自体が小さすぎること、最後に同じ詩が掲載されること(この見開きページは絵だけでよかったのでは?と個人的には思います)をマイナスポイントとして、読み聞かせ絵本としては★を2つにしました。
けれど、おうちで読むには問題ありません。この絵本を購入してウクライナと平和について考えてみるのもいいですね。
キーウの月 (講談社の翻訳絵本) [ ジャンニ・ロダーリ ]
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る