Small Moon のおはなし会ラボ

読み聞かせ大好き!絵本に関する情報を交換しませんか?

読み聞かせ絵本 『ぼくのニセモノをつくるには』

おすすめ度 ★★★★☆
読み聞かせ時間 約15分
あらすじ

やることがいっぱいの「ぼく」はお手伝いロボットを買って、自分のかわりに面倒なことをやらせようとします。

ところがロボットは「ぼく」がどんな人間なのか、いろいろな質問をしてきます。

「ぼくってなんだろう」と「ぼく」は自分のことをいろいろと考えます。

 

”哲学的”という言葉がぴったりの絵本です。

自我が芽生る小学校高学年にはおすすめでしょう。

ラストにある「人間は木のようなもので、種類は変えられないけど、どんな飾り付けをするかは自分で決められる。そしてその木を自分で気に入っているかどうかが一番大事」というところは大人にも感じるものがありますね。

ヨシタケシンスケさんらしいユーモアも随所に散りばめられていて、考えさせられると同時にくすっと笑える場面もたくさんあります。

ちょっと長いし、物語とは違っていろいろな説明文の読み方にも工夫が必要なので、★は4つにしました。

しかし、男子というのはどうしてこうも理屈っぽいのでしょうかね?

うちの息子が小学校高学年のときに好きな言葉が「理論主義」だったのを思い出しました。

 

ヨシタケシンスケさんの本はこちらもおすすめ

ohanashikai.hatenablog.com